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コリログ

青コリが書く雑文。ブラゲからガジェットまで

某市町村のイングレス事件の経緯を勝手に妄想する

Ingress Ingressーネタ
注意 この話はフィクションです。
 

俺はヤマダ(仮名)某市町村の市役所で公務員をしている30代前半のおっさんだ。みんなうらやむ公務員だけど、童貞だし、無趣味だ。両親は公務員なんだから引く手あまたで地元のいい家のお嬢さんと結婚しろと見合いを色々薦めてくるがキュアピースを超える三次元でないと心に決めている俺は頑なに拒否していた。寂しくなんてない。

 
しかし、九時五時生活。五時以降になにをするか?独身田舎の公務員でやれることなんて限られている。近場のイオンで買い物?そんなマイルドヤンキーな行為は僕の品位にはそぐわない。戯れることは好きじゃない僕の現在の趣味はネットでの情報収集だ。もちろん、馴れ合いのAmebaではなく文章の総合格闘技はてな派だ。そこで昨年10月ころ話題になっていたIngressというGoogleがリリースしている陣取りゲームを興味本位ではじめた。基本プレイ無料万歳!デリヘルでイチヂク浣腸オプション3000円を血の涙を流しながらオファーする僕にとって無料とはなんてGoogleは気前がいいんだ。流石世界一のIT企業。うちの職場のPCは未だにウィンドウズXPでマイクロソフトオフィス2003だぜ!と心で叫びながらプレイを開始した。
 
ハック?レゾネーター?バースター?意味不明な英語に戸惑った。そして高校同級生の悪そうなヤツはダイタイトモダチなマイルドヤンキーどもはそこでスマホからこのアプリをアンインストールしただろう。しかし、俺はえらばれし公務員、英語はNHKの基礎英語で鍛えた剛のモノ。ルールを完全に理解するまで時間はそうかからなかった。公務員という仕事の空き時間を使い、独身田舎暮らしというIngressにおけるハンデキャップを持ち前の自閉症スペクトラム予備群という特性で克服し開始2週間でレベル8になった。しかし、そこから先はいばらの道実績を求められる世界。今まで何をしてきましたか?それを評価されるのが嫌で公務員の世界に飛び込んだ僕にとっては誤算だった。そして僕はメダル獲得を目指すプレイスタイルになった。田舎その地政学的優位を活かすにはガーディアンという一つのポータルを守りきることで得られるメダルが取りやすいだろうそう思った。幸い、職場の市役所はポータルで勤怠評価はいつもAクラスの僕にうってつけだ。そう思っていた。
 
しかし、ガーディアンはいばらの道だった。職務中に攻撃があることを知らせるバイブ。それが起きるたびに僕はもぞもぞ腰を揺らしながらトイレに走り、レゾネーターを補充する。そして、僕があまりにトイレに行くので9時から5時まで新聞を読むのが仕事の上司が心配し病院に行けと言ってきた。診断書を提出するよう強いられたがイングレスが原因とは言えなかったのでうやむやにしておいた。いつしか、トイレに仕事中良く行くことから影でのあだ名がベイマックスからお腹ゆるふわ君と揶揄されるようになっていた。夜に攻撃が来ると急ぎ職場に駆けつけポータルを防御するのが日常であった。遠出するためのイングレスのはずが地元、職場に縛りつけらる楔となっていた。夜間寝ているときは音が鳴るようにしていたが、普通に生活していてもスマホが揺れていないのに揺れているファントムバイブレーションという症状を呈するようになっていた。
 
季節が2つ過ぎ去りガーディアンオニキスが射程に入ってきた時勤務時間に執拗な攻撃が始まった。まだ、その彼はレベルが低く僕の入れたシールドを剥がすことも出来ないひよっこだった。しかし、やたら地方のミッションメダルを持っていてユニークポータルを稼いでいる奴だった。しかし、今現在この職場のトイレには人影はない。いつも通り僕だけだ。女子トイレはさすがにわからないが僕の出入りする前後に職場に動く影はない。外にも人影がない。では、いったい誰が?僕は疑心暗鬼略してギシアンになっていた。そして、僕は上司に呼び出された。
 
君勤務時間中にゲームしているだろう?
日中新聞しか読んでいないお前が言うな。そう心で呟きながら、
何でですか?証拠はありますか?
ここでバレるわけにはいかない。いままでの努力が無駄になるわけにはいかなかった。
そうか。
上司はそういってため息をついた。
そして、机の上に見慣れないスマホを置いた。
画面にはイングレスが起動していた。
そこには、例のひよっこアカウントが。
これが証拠だ。いや、しかし、上司の位置からはポータルに届かない。何故だ。このクソ上司がイングレスをしていたのか!そう思った。しかし、このクソ上司はガラケーユーザーのはず!
これは誰の?僕は食いさがるわけにはいかなかった。
市長だ。
市長室から市長は悠々とイングレスをしていたのか?
僕がいつも駆け込むトイレの直上は市長室だ。しかし、市長とは。
全ての謎がとけると同時に僕は警告処分を受け、ポータルは反転された。
絶対次の選挙で落としてやる。僕はそう心に誓った。
 
この話は完全にフィクションです。
実在する市町村は一切関係ありません。