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コリログ

青コリが書く雑文。ブラゲからガジェットまで

今回のカネボウ化粧品の問題の問題点

医療 医療-スキンケア

今話題のカネボウの自主回収騒動ははっきり言って色々大変そうです。

昨年は茶のしずく石鹸の騒動に引き続き二年連続です。

前回の茶のしずく石鹸は小麦アレルギーで小麦を食べると蕁麻疹とかアレルギー症状を起こしてしまうという症状でした。下手すれば命に関わる可能性もあり重篤な症状の方も多かったことは記憶に新しいと思います。一方、採血と一泊二日の入院検査でほぼ診断がついてしまうということが救いでありました。

 

ちなみに今回の事例について簡単にカネボウさんのサイトから引用すると

今回の主犯

■ロドデノール

カネボウ化粧品が独自に開発した美白有効成分です。化学名称は「4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノール(4-(4-hydroxyphenyl)-2-butanol)」で、メグスリノキなど様々な植物にも含まれる天然由来の成分です(カネボウ化粧品は合成品を使用、純度99%以上)。メラニン生成に関わる酵素「チロシナーゼ」に結合し、その活性を阻害することで、メラニン生成を抑制、シミ・そばかすを防ぐ働きがあります。阻害様式は拮抗阻害であると推定しています。

 

症状のまだらに色が抜けるとは?

肌に白い斑点が1個又は複数個生じるケースや、白い斑点が重なってまだらに白くなるケースなどがあります。今回の場合、製品を塗ったと考えられる顔や首、手で発症し、炎症が起こった後の部分が白くなるケースと、炎症なしに(自覚症状がなく)白くなるケースがあります。


ちなみに色が抜けるはその部分のメラノサイトが無くなる完全色素脱失とメラニンが産生できなくなる不完全色素脱失の二つに分けられます。今回は不完全色素脱失が多いという噂ですが確かではありません。

 

一見茶のシズクのように命に別状無いし小麦も食べれるからいいじゃんと思われがちですが、お肌に関して女は想像を絶する執着を見せる方が多いので色々大変そうです。ざっと中の人に聞いた感想としてはこの2点がややこしそうだなと思いました。

  1. 症状が多彩
    まだら状に色が抜けると言われていますが、なぜそれが起きたのか?それを誰もまだ知りません。原因物質がロドデノールというカネボウ独自の有効成分であることは分かっていますがそれがどのような機序で起こっているのかが現時点では特定できていないということです。なぜ医者が特定できないのか?それは、色の抜け方が人それぞれ違いすぎるためです。赤く痒くなってから色が抜けた人もいるし、何も前触れ無く白く抜けた人もいるとかで、本当に化粧品が原因かどうかを決めつけるのが非常に難しい状態ということになっています。つまり、そうかと思っても診断の決め手に欠けることが多いです。また、加齢と共にまだらに白くなる病気も幾つかあります。つまり、鑑別をする必要があり、そしてそれとの鑑別が難しくそこがさらに難しい所です。

  2. 治療法が確立されていない
    原因が様々ですのでどれがベストかという治療法は確立されていません。しかし、今後原因が解明されて、薬剤性炎症後色素脱失等ならステロイド外用とかがスタンダードになるかと思います。

まーざっくり何もまだ分かってないからややこしいといえば簡単ですが、今後の進展に期待しましょう。8月下旬までには中の人曰く検査と治療方針が出来る模様です。

 

最後に症状がある方は下記までご連絡をして下さい。

白斑様症状があるお客様へ

このたびは、多大なるご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳なく心よりお詫び申し上げます。

当該製品の使用を中止いただければ、回復する例が確認されております。まずは、ご使用を中止し、皮膚科を受診いただき、経過を観察ください。

カネボウ化粧品では、「当該製品を使用し、白斑様症状を発症したお客様には、完治するまで責任をもって対応する」という基本方針を掲げ、全社を挙げて活動を開始しております。

また、日本皮膚科学会のご協力により、診断法や治療法の早期確立に向けた取り組みも始まっております。

引き続き、カネボウ化粧品は、総力を挙げて、今回の事態解決にあたってまいります。

ご不明な点は、カネボウ化粧品お客様窓口(0120‐137‐411)までお問い合わせください。

お客様のサポート体制について